2018年7月10日火曜日

【展覧会】線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸 (2018/7/16 まで)

遅ればせながら
「線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」展
に行ってきました。

菊池寛実美術館に行くのは初めて。
作品との距離も近く、素敵な美術館でした。
 第一展示室には初代から四代目までの田辺竹雲斎の作品
第二展示室には飯塚琅玕齋とその系譜の作者の作品が展示されています。

落ち着いた空間
落ち着いた照明
落ち着いた観客

そのなかでうろうろしていたら八木澤先生に遭遇。
よみうりカルチャー荻窪 の竹工芸教室でお世話になっている先生です。
今回の展示資料では飯塚琅玕齋の系譜のほうにお名前がありました。

温和で教え方も丁寧です。
東京で竹工芸の教室を探している方は見学に来てみてください。

竹工芸展は7月16日まで開催されています。


2018年5月23日水曜日

ぶらり竹山の旅 台湾編 ④国立台湾工藝発展中心

 
竹山でさんざん寄り道した後
南投県草屯鎮の 国立台湾工藝発展中心 に向かいます。
 
3号線をスクーターで爆走。
それにしてもこの辺りの道は立派だわ。
 
工藝発展中心も立派な施設です。
ああ、それなのに。
閉館まであと 1 時間しかありません。
 
敗因は。。。茶畑まで行っちゃったことか。。。
 
今回台湾に来たのはここに来ようと思い立ったからなのに。
 
(えっ、そうだったの( ゚Д゚)
 
きっとまたおいでってことだね。
 
いつもの言い訳をしながら、気を取り直して見学開始!
敷地内に、美術館、産業展示館、体験施設、宿泊棟、研究棟...と
立派な建物がいくつも建っています。
 
ここはワークショップとカフェの入っている体験施設。
竹細工の部屋もあります。
200台湾ドル前後 (約1000円) からかご作りができるようになっています。
一般にも開放されているのがいいですね。
観光で行っても楽しめそうです。
 
本格的なプログラムも豊富です。
今年の竹細工の特別講座は渡辺千明さんだそうです。
(https://www.ntcri.gov.tw/information_130_83477.html)

日本の工藝は台湾の工藝の源の1つ。
現代の作家を招くことで交流が生まれ
台湾の工藝が発展することを目的としているのでしょうか。

いいなあ。日本でもこういうのやってくれないかな。
建物はいいから、中身だけでも。
 
文化政策や公共事業やらやるのには、
台湾にもいろんな事情があるからですが
それでも少しはお金が文化に回っていることは素晴らしい。
 
今回の訪問先にも、入場料無料の美術館や博物館がいくつもありました。
 
駆け足で施設を回ります。汗

こちらは美術館の展示室。
空間がえらく広いのはちょっぴり気になりますが
展示内容もなかなか。
 
時間不足で ゆっくり見ることはできなかったけど。
何とかたどり着けてよかった。
 
今回の竹細工の旅はここまで。
またいつか来る日まで。

2018年5月11日金曜日

ぶらり竹山の旅 台湾編 ③竹山の向こうがわ

3 日目もスクーターに乗って竹山へ。
今日は街の向こうにある山に行きます。
さすが竹山の山。
竹がいっぱい。
南投は自然を活かした観光名所も多く
天梯という長~い吊り橋や
 その先にある滝をみたり
これは...竹の実かな?
株立ちのバンブーに実がなっていました。
 こっちは伐り出された孟宗竹。
この辺は桂竹かな。
道路沿いも竹林が続きます。
市場で見たタケノコはここから来たんだな。
この辺りはおいしいウーロン茶の産地でもあります。
高山茶の茶畑を尋ねてさらに山奥へ。
茶畑が竹林に呑み込まれそうになっているよ。。。( ゚Д゚)
と思ったら、きちんと整備された竹林でした。
茶畑のとなりでタケノコを取っているのね。
なーんだ。
しかしその茶業も、労働力の問題や海外との競争もあって、下火になりつつあるそうです。
茶畑は、やっぱり何かに呑み込まれていくようでした。

誰が植えたのか茶畑のそばに八重桜の並木があります。
誰に見られるでもなく咲き誇っていました。

 

2018年4月27日金曜日

ぶらり竹山の旅 台湾編 ②竹山鎮へ

2日目の朝。
南投の宿、EG ホステルでスクーターを借りて竹山に出発~!

日本の免許と JAF の中国語翻訳文があれば運転できることを知り、早速入手。
(※排気量の関係で二輪免許が必要です)

田舎の道は走りやすくて気持ちいいなあ。。。

国道 3 号線をひた走り、集集緑色隧道に寄り道して、
今日も目的地になかなかたどり着けない予感 ♪
 
 集集線を越え
 
集集隧道を抜けて
寄り道しながら走ること しばらく

目的地の竹山鎮に到着です。
小さいけどなかなかおもむきのある街ではないですか。

改めて見ると、鍛冶屋横丁や、タケノコ市場もあったんだね。
時間が足りなくてたどり着けなかったよ。
(寄り道したからじゃん)
なにはともあれお昼ご飯。
小鎮文創のカフェに向かいます。
古びたバスセンターを改装したカフェ。
おしゃれだねえ。
メニューもなんだかオシャレです。
個人的には台湾料理が食べたい気分でしたが(笑)
竹細工の製品も置いてありました。
む。なんか見たことある。
『日式手提弁当箱』って…日本風かい~( ´艸`)
 
街の荒物屋さんで見かけた竹ぼうき。
まだ青い。 
散歩中に『竹生活文化協会』なるものを見つけました。
入ってみましょう。
中にいたスタッフさんに話を聞いてみます。
どうやらここは市民グループか何かの拠点らしく
作ったものを販売したり、ワークショップを開いたりしているようです。
「今日は先生がいないんだよ。残念~」
残念...(´・ω・`)

この辺りにはまだまだ竹細工ができる人がいっぱいいるそうです。
気を取り直して次の目的地へ。
街はずれにある竹山文化園区。
テーマはもちろん竹です。
これは竹細工でできた急須。
この辺りは茶の産地でもあります。

展示内容は南投市の方が分かりやすいかな。
でもすごく立派な設備で、二階にはお土産屋さんと体験ゾーンが。
 「竹遊びしようよ」
「こうやって投げるのよ」

むりやり槍投げに参加させらたので、投げやりに投げます。(笑)
「本当にこれ子供のときにやってたの?」
「ちゃうわ。あたしらの時はこれや」
二人そろってパチンコで鳥を撃つポーズ。

ウソだ。。。

それにしても、なぜか懐かしいこのノリ。
関西人か?
 
 竹遊びのあとは園内の竹林を散策。
歩道も整備されていてちょっとしたお散歩。
ヒミツの花園か。。。
何があるのかな。
行ってみよう。
 ...
やられた。何もないわ。
ボケかましてきよった。
「これから山に行くの?」
「無理だよ。雨降るよ」

え?ほんとに?

山の天気は変わりやすい。
空が怪しくなる前にスクーターで宿に戻ります。
竹山の旅は三日目に続きます。
 

2018年4月16日月曜日

ぶらり竹山の旅 台湾編 ①南投県南投市へ

 
ぶらり竹山の旅。
今回は台湾にやってまいりました。
 
久しぶりの更新が旅日記...  ( ´艸`)
 
(※竹細工もまだやっています) 
 
さて今回の目的地は台湾中部にある南投県の竹山鎮。
まずは台中からバスに乗って南投という街を目指します。
 
「南投に行く高速バスに乗りたいんですけど」
「南投のどこ?埔里?日月潭?」
「いえ、南投です」
 
( ゚д゚)?
 
「もしかして南投県南投市?」
「ハイ。南投県南投市の南投バス停に行きたいです」
 
( ゚д゚) マジで?
 
というやり取りを何回か繰り返して
路バスに揺られること 1 時間。

南投県南投市南投バス停に到着しました。



 
付近はこんな感じ。

なんていうかものすごく…

フツーの街だ...
フツー過ぎる街にドキドキしながら、とりあえず腹ごしらえに出かけます。
これは肉圓という肉団子のくずもち。パクチー乗ってておいしい。

「パクチー増し増しで」って中国語でなんていうのかな。
お腹が落ち着いたところで街の文化センターに向かいます。
まあ立派な建物ねえ。
 展示内容も
 民具から
 立派なかごから
 彫刻もあって
 
なかなか楽しめます。
しかも無料です!


これは...
竹の落とし穴を使ったイノシシ猟のジオラマ。
イノシシが困った顔で哀愁を漂わせています。

そんなのんびりとした街も次の日の朝には活気づいて
 朝市を走り抜けるスクーターに
 タケノコ売りのおじさん。
 朝堀りタケノコ。
こっちは桂竹かな。
 その間、おばさんたちは公園でダンスを踊り。
 おじさんはやっぱりタケノコを売っているのでした。
市場の食堂で腹ごしらえをしてから竹山に出発します~